おなじみ、こだわりの壁掛け式モダン神棚、祈り雲の中サイズ。
大きさは、幅25、高さ9、奥行き4,1(cm)です(手作業なので数ミリの誤差がある場合があります)。
落ち着いた「和」を感じる雲型の壁掛けモダン神棚を、
五つの渦をバランスよく配置しデザインしました。
3つ渦にはなかった大きな特徴としては、
御札の両脇に榊を立てれるよう埋め込まれたガラス瓶。
神社で受けた御札お祀りするので、やはり榊を供えたい。
3つ渦に比べると少し大きめですが、
それでも従来の神棚に比べればコンパクトでモダンなデザインです。
コンパクトではありますが、どっしりとした存在感があります。
榊を立てることで、一目で「神棚」とわかる印象になっています。
以前から、五つ渦が祈り雲シリーズの中で、
一番バランスが取れたカタチだな、と思っていました。
お客様からも、そういった声を頂くことも度々あると、
やっぱりそうなんだなと改めて思うところです。
バランスとは何なのでしょう?
形のバランスについて
「バランスがいい」と言っても、カタチの美しさというのは、
それが全てではないので、「バランスがいい」というのは、
あくまで、一つの特徴、長所だと思います。
例えば、バランスの良さを極限まで追求していくと、
最終的には左右対称となっていきます。
そして、完璧なバランスを追求していくと、
人の手で作られたものであっても、
だんだんと「手作り感」のような人間臭さが消えていくものだと思います(良い悪いは別として)。
宝石、ジュエリーがそうであるように、
「手作り感溢れるブリリアントカットを施したダイヤモンド」というのは基本的に見かけません。
完璧なバランスを形にする事は、手作り感的アンバランスな要素をそぎ落としていく事であるのかもしれません。
完璧なものが大きさを伴っていたら、
それを身につけている人間は見劣りしてしまいます。
ですので、宝石・ジュエリーは、指輪やネックレスの大きさにとどまり、
アンバランスで不均衡な私たち人間は、
反対の完璧なものをアクセントとして身につけることで、
多少のバランスを得た気分になります。
・・というのは勝手な解釈です。
話が何故か宝石のことになってしまいましたが、
当工房のモダン神棚の形はというと、
そこそこのバランスと手作り感を大切にしています。
形は左右非対称であっても、
ボリューム感の均整がとれている形はバランスがいいように見えます。
左右非対称だけどバランスがいいカタチ。
作ってみると結構難しいものですが、
祈り雲五つ渦はそんなバランスの中でできています。
祈り雲の事をもっと詳しく知りたい方は、「祈り雲が大切にしている三つの要素」をご覧ください。
道具、デザイン、素材の三つの項目にに分けて制作に込められた思いを綴っています。
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